▼石岡のおまつり-4▼常陸國総社宮大祭:還幸祭(最終日)

歴史の里石岡ロマン紀行


 午第3日目:還幸祭

年番(2008年は香丸町)の御仮殿社より総社宮まで神霊がお戻りになる儀式が初日と逆の手順で行われます。

午後1時:御仮殿に集まり、まず富田のささらが先に露払いのため出発します。

午後2時:花火の音を合図に神輿が出陣し、初日と同じ供奉行列を組ん市中を練り歩きながら総社宮に戻ります。

午後4時:総社宮で還幸祭の神事が行われます。また次の年の年番引継ぎが行われます。

(2008年9月15日 撮影)

 

午後1時に年番町(香丸町)の御仮殿に最初に「富田のささら」(三匹の獅子)がやってきました。

 

 

御仮殿の周辺は最終日の祭りのスタートを待ちます。黒山の人だかりです。

 御仮殿に参拝した富田のささらは太鼓の音に合わせてくるっと回ります。異様な感じが良いですね。老獅子と若獅子には角がありますが、女獅子にはありません。

今年(2008年)の年番は香丸町です。御仮殿(おかりや)は昭和9年建築の土蔵造りの浜総業の館の横に建てられました。

 

神輿を担ぐ人たち(烏帽子姿)も神事の始まりを待ちます。

神輿(神霊が乗っています)が御仮殿より出てきました。さあ祭りの始まりです。

老年番の祭り総責任者の挨拶で始まりました。

 

まず神輿の行列が花火の音を合図に出発しました。

初日と同じ順に並んだ供奉行列を組んで神輿の前を行きます。先頭は天狗の形をした猿田彦神です。

 

 

 

行列は各町の幌獅子と山車が待つ町内へ進みます。黒山の人です。

 

神輿は町を練り歩きます。供奉行列の後を追いかける形ですが、この神輿の後を巫女や氏子代表者達の列が続きます。

 

供奉行列は祭りに踊り山車の横を通り街中へ進み、午後4時に総社へ戻ります。

 

各町の山車は神輿が通り過ぎるまで、動かずに踊りを披露しながら待ちます。

 

午後3時半頃、総社宮に近い市民会館に「富田のささら」が戻ってきました。

 

「ささら」の後を露払いの獅子が行きます。

獅子舞の獅子は約20kgあり、一人で長時間踊ることは出来ません。交替で踊り続けます。

 

露払いの獅子の後ろから祭太鼓と供奉行列がやってきました。

 

猿田彦、社銘旗、比礼鉾、祭礼委員会、四神旗、氏子会長、錦旗が続きます。

 

神輿の前を唐櫃が行きます。

 

神輿が戻ってきました。

 

神輿の後を巫女、宮司、神官が続きます。巫女はずっとこのように手を前に挙げていますので大変です。

 

神社関係者の後ろから氏子代表者や祭りの役員達が続きます。

 

行列の最後は各町の幌獅子(年番は先頭)げ盛大に獅子舞を踊りながら続きます。幌獅子の数は30町より出され、年番制度(13町)に加わっていない町も数多くあります。総社への道は狭いので一部のみが総社境内に進みます。

 

獅子頭は幅50-60cm、重さは約20kgあります。

 

幌車の中は子ども達で一杯。

 

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