▼薬師古道茨城県石岡市菖蒲沢

歴史の里石岡ロマン紀行


菖蒲沢地区に残る薬師堂は桜川市の薬王院、土浦市の東城寺、石岡市十三塚の山寺薬師(既に廃寺)と並び、筑波四面薬師の一つとして、この地域の信仰を広く集めてきた。昭和初期までは多くの参詣者で賑わっていたという。この古道を復活するため2006年秋に地域住民ボランティアとつくばね森林組合とが古道の整備を行った。菖蒲沢入口から山道に丸太などで道を整備して気持ちの良い森林浴が楽しめる道が完成した。

 

この菖蒲沢地区から薬師堂までは約0.5km、またその先の竜神様など片道約1kmの登りである。気持ちの良い道が続く。(登りはお年寄りにはすこし急である)

 馬櫪神

二十三夜供養等

 

 

最初の上り坂(古道)

天白明神大稲荷

天白明神大稲荷

弁天池と薬師堂(ここからの堂の眺めは最高です!)

 

 

弁天池

 薬師堂

 

薬師大如来(市指定文化財)

 弁天池より薬師堂を望む

 

竜神様の横からの眺めはすばらしい。

 竜神様(目の神様、巨岩)

 

<薬師堂・薬師如来像修復について>

薬師堂は、伝承によると大同年間(西暦806-810年)に建立されたという。長年風雨にさらされ老朽化したため、2007年9月より2008年12月まで工事を行ってきました。また薬師如来像も運び出して修復を約1年間かけて行いました。2009年3月に修復が完了し、7月に開眼供養式を行いました。修復によって、薬師如来像の制作時期が江戸中期であることが判明しました。(広報 いしおか 2009年8月1日号 より)